日本ハム新球場のファウルゾーン規定問題 公認野球規則の盲点つけば、こんな球場もできるかも
一方で公認野球規則には盲点もある。本塁からバックネットまでの距離が60フィート以上と定められているだけで、3次元では捉えられていない。立体的にフェンスを設置することも可能といえる。例えば、60フィート奥から本塁と等距離にフェンスをアーチ状の構造にすれば、理論上は本塁の真上の60フィートの高さにフェンスを構えることもできる。
もちろん、この形状ではバックネット裏からグラウンドを全く見通せない。ただ、強化ガラスを使ったスケルトンのような材質のフェンスにすれば、視認も可能かもしれない。このようにルールを逆手に取ったこともできるわけで、何らかの条文の修正は必要といえる。
メジャーリーグでも、エンゼルスの大谷翔平のような投打の二刀流選手が活躍できる機会を増やせるように、今年は先発投手が降板後も指名打者を兼任していれば、打者として試合を続けられるというルールに改められた。しゃくし定規に原稿の規定に縛られるよりもその時代にマッチした臨機応援な対応は必要のように思う。
ファウルゾーンの規定も原文通りに「推奨」にすれば、簡単に片付く話ではないか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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