【日本ハム】今季2位と躍進 チームを支えた面々…今季1軍完走の選手をクローズアップ

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【野手】
 アリエル・マルティネス、郡司裕也、五十幡亮汰、田宮裕涼、万波中正

 まずはマルティネス。今季開幕4番を務めた助っ人は、4月5日の西武戦で延長12回にサヨナラ犠飛をマーク、同17日のソフトバンク戦では2点ビハインドの延長11回に2アウトから起死回生の同点2ランを放つなど、序盤から勝負強さを発揮した。

 その後は打撃に苦しみ、ベンチスタートとなる試合が多かったものの、シーズンも佳境に入った9月7日のオリックス戦では試合を決める3ランを放つなど、チームを支え、1軍完走を果たした。126試合に出場、打率「.234」、13本塁打、57打点。

 来季の去就はまだ未定だが、仮にチームに残るとすれば、今季以上に勝負強さを発揮する姿に期待したい。

 さらに今季チームの躍進を象徴する存在となったのが、郡司だ。目標だった自身初の規定打席もクリア。清宮幸太郎が出遅れた影響もあり、出場機会を増やすためにこれまで経験のなかったサードのポジションに挑戦した。

 シーズンに入ってから、打撃で存在感を示し、終わってみれば三塁手としてチームトップの96試合でスタメン出場を果たした。今季は127試合に出場、打率「.256」、12本塁打、49打点。非凡な打撃センスも知られるとあって、来季はさらに活躍の場を拡げそうだ。

 さらに郡司と共に特に前半戦、活躍を見せたのが、捕手の田宮だ。プロ6年目で初の開幕1軍に名を連ね、開幕戦で「9番・捕手」として先発出場。いきなり適時打を含む2安打を放ち、指揮官を喜ばせた。

 その後も打撃で存在感を示し、一時は首位打者に躍り出たことも話題を呼んだ。交流戦以降は失速したが、捕手としての技術にも磨きをかけ、来季は正捕手の座を目指したいところだ。

 さらに昨年本塁打王のタイトル争いを繰り広げた万波は今季もチームトップとなる131試合でスタメン出場を果たした。

 ホームラン数こそ昨季に及ばなかったものの、チームトップの128安打をマーク。さらには、守備でも持ち前の強肩を生かしたレーザービームがたびたび、クローズアップされた。来季も不動のレギュラーとしてチームを支え、攻守にわたる活躍に期待したい。

 そして、五十幡も完走組だ。試合終盤での守備固めや代走での出場がメインとなったものの、新庄監督が”1億円の足”とほれ込む、50m走最速5.6秒を記録する球界屈指の俊足で、貴重な得点を数多く生み出してきた。

 五十幡は11月に開催される「プレミア12」で初の侍メンバー入りしたことも注目されている。「走塁の切り札」としての活躍が期待される。
 
 完走した選手も多く出た中で、常勝軍団を見据えては、「不動のレギュラー」構築も大事とされる。日本ハムナインの懸命なプレーは多くの人々の心を動かした。来季はどんな活躍を見せてくれるのか。それぞれの選手の今後も見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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