日本ハム3連勝!佐々木朗希を攻略、3位ロッテを直接対決でスイープに導いた「立役者」とは
■しばらくは4番固定で良いのでは
清宮は7月以降から調子を上げており、前半戦最終戦のロッテ戦(7月21日@ZOZOマリン)で2本塁打を含む4安打をマーク。後半戦はほとんどの試合で先発出場を果たし、8月10日の西武戦からは4番打者に固定されている。
新庄剛志監督は直接的に褒めるコメントを出しはしないが、4番に置き続けていることが何よりの信頼の証。22日の決勝打の際、両手でガッツポーズをした後、嬉しそうに何度も手すりを叩き、清宮の方を指差しながら讃えていた姿をカメラは捉えていた。
今年で7年目を迎える清宮。流麗なスイングから放たれるアーチストの弾道は誰もが認めるものの、期待されるほどのシーズンを送ったことはない。ただ、今の打撃を見るとしばらくは4番固定で良さそうだし、何と言っても6年ぶりのCS出場に向けて緊張感のある試合に出続けており、充実した時期を過ごしているのは想像に難くない。
チームは23日から首位・ソフトバンクとの3連戦を戦う。相手はマジック23が点灯しており、リーグの灯を消さないためにも3連勝を狙っていきたい。そのためには清宮のバットが不可欠だ。
[文:尾張はじめ]
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