「選手にも首脳陣にもマンネリした空気がまったくない」新庄ハム4年目の成熟 球団OB捕手が見る軌跡「新庄監督の計算」

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「慢心させない」というのは、実績のあるプレイヤーや、コーチ陣に対しても向けられているようだ。

「首脳陣では、やはり林孝哉ヘッドコーチ、色々なところでバランスをとっていると思います。その中でも、ピリピリした雰囲気がありますね。例えば、去年は三塁ランナーコーチャーの森本稀哲(外野守備走塁)コーチが外れて、谷内亮太(内野守備走塁)コーチが入ったりということもありました。去年から今年にかけて、入れ替えもあったりしましたし、首脳陣にもマンネリした空気がまったくない。

 それは実績のある選手も一緒です。万波中正も、今年は外れる試合もある。清宮幸太郎もそうです。チームとして緊張感のあるシーズンが続いている。もちろん対戦するのは相手なんですけど、どの選手も、まずは自分の出るところを確保しなきゃいけない。マンネリしたチームじゃないですね。新庄監督がそこのところは、色々と意識しながら、計算しながら、いい緊張感を持たせて、やっているのかなと思います」

 4年間の中では、的確な選手補強も断行された。

「選手を育てているのは、間違いなく新庄監督をはじめとする首脳陣。その一方で、組織としては、しっかりとした補強が行われてきたのも大きいです。外国人選手ではフランミル・レイエス、アリエル・マルティネスと、いい契約を結べました。FAでは山崎福也だったり、伏見寅威だったりを、しっかり獲ってこれた。あとは現役ドラフト、トレードで加入した水谷瞬、郡司裕也、山本拓実もしっかり機能しています。もちろん現場の力がいいとは思いますけど、編成面も含め、今年は全てが上手く回って、かみ合っている年。ファイターズとしては、このチャンスを逃したくないところです」

 壁となるのは、今季は出遅れながらも、8月以降は首位に立ち、優勝マジック「15」(9月10日時点)を点灯させている王者・ソフトバンクだ。それでも、競り合っている状況だからこそ、何とか勝機を見出したい。

「ホークスは春先あれだけ借金あっても、1年かけて立て直せる地力、実力がある。パ・リーグは、そういうチームと争わないといけない厳しさがあります。とはいえ、勝てる時に勝ちたいですよね」

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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