メイウェザーが“マフィアの孫”との試合で起こした60人の大乱闘が波紋!英メディアは「地獄絵図になった」と嘆き
以前から交流があったというマフィアの孫と対峙したメイウェザー。しかし、試合はカオスな形で幕切れとなった(C)Getty Images
前代未聞の大暴れだ。元プロボクシング世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(米国)は、現地6月11日にアメリカ・フロリダ州で行なわれたジョン・ゴッティ3世(米国)とのエキシビションマッチで、敵陣営と大乱闘を演じた。
2017年8月に一線から退いたメイウェザー。50戦無敗と敵なしの強さを誇ってきた46歳は、世界各国でエキシビションマッチを実施してきた。昨年9月に行なわれた「超RIZIN」では、朝倉未来(トライフォース赤坂)をKOするなど、世界的なチャンプの動向は日本列島でも大いに話題となってきた。
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そんな46歳が新たに対峙したのは、アメリカのマフィア組織「ガンビーノ一家」の首領であるジョン・ゴッティの孫であるゴッティ3世。以前から交流があったという伝説のギャングスターの血を受け継ぐ男とのマッチアップは、大きな注目を集めたが、思わぬ決着を見たのである。
序盤からゴッティ3世を翻弄したメイウェザーは、試合途中からマウスピースを外し、ノーガードの仕草を見せるなど挑発的な行動を連発。どんどんと相手を苛立たせていく。そして、次第に後頭部への打撃やクリンチからの投げなど、リングは荒れ模様の空気となっていった。
問題が起きたのは両者が口論をし始めていた6回の途中だった。レフェリーがふたりの非紳士的な行為を見かねて試合を中断。しかし、フラストレーションを溜めに溜めたゴッティ3世が制止を振り切ってメイウェザーに殴りかかると、殺気立った両陣営がリング内に雪崩れ込んで、大乱闘。収拾のつかない状態となったためにイベントは打ち切りとなってしまったのである。