「誰が見たいんだ?」メイウェザーが波紋を呼んだ“マフィアの孫”と再戦へ 米メディアで批判の声も「魔法は色褪せた」

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 米メディア『Essentially Sports』は、ゴッディ3世とのリマッチについて「初戦は不運な結末を迎え、ファンは不愉快な思いをした。そこからわずか5か月だ。この試合を実現させる価値があるのだろうか?」と指摘。「両者が見せた乱闘はネット上で大きな話題を呼んだが、そんな周囲の好奇心とは裏腹に、再戦の話が盛り上がることはなかった」と断じている。

 さらに「重要なのは、すでに賞味期限を過ぎていないかどうかだ」と強調した同メディアは、大金を稼ぐためにエキシビションマッチを繰り返しているメイウェザーに批判的な指摘を投げかけている。

「ファンはメイウェザーがリング上で小躍りをし、相手をただただ翻弄する姿を見るためだけに金を出すのだろうか? 拮抗した試合がほとんど期待できないイベントを買うだろうか? 答えはノーだ。今回の再戦も拮抗した展開は期待できない。両者の圧倒的な実力差は埋められず、ゴッティ3世が50戦全勝のボクサーに匹敵するほどの大幅なレベルアップを図るなどありえない」

「メイウェザーはリングに上がるたびに、昔を取り戻そうとばかりしている。しかし、相手のほとんどボクシング経験のない、無名の弱々しい者ばかりだ。もはやカオスとリングに飛び込んでやり合う両陣営をもう一度見ようと思うファンはいない。ファンが必要としているのは、伝説的なボクサーの栄光の姿なのだ。いまや万人が湧いた“メイウェザーマジック”は色褪せている」

 批判も渦巻く再戦は、どのような展開を見せるのか。全く見せ場のない凡庸な内容に終始すれば、メイウェザーのカリスマ性も危うくなりそうだが……。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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