改善の兆しが見えぬ選手村の食事事情 米体操16歳も不満を吐露「ここで食べているものは最高じゃない」【パリ五輪】
ただ、改善に向けた動きはいまも見られていないようだ。現地時間7月30日に記者会見に登場した米女子体操チームのエースであるシモーネ・バイルズは「(選手村の)フランス料理を楽しんでいるか?」と問われ、「いいわ。ハッキリと言う。あなたたちが食べているような“ちゃんとした”フランス料理は選手村では食べられないと思う」と断言。「アスリートたちはちょっと……健康的になるかもね」と言葉を濁した。
エースの言葉に触発されたのか、会見に同席した16歳のヘズリー・リベラはこう続けている。
「食堂で食べているものは美味しいとは言えない。フランス料理は確かに美味しいと思う。だけど、ここで食べているものは最高だとは思わない。ま、十分満足できるけどね」
選手たちからのクレームは、いつ対処されるのか。今、選手村が抱える問題はパリ五輪の汚点ともなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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