たった2戦でガヌーは43億円を驚愕獲得! 莫大な価値を産むサウジは井上尚弥にも興味「イノウエの試合をできないか」
ジョシュア戦後にガヌー自ら「危険なことをやっているのは百も承知」と語った戦いに身を投じるのは、こうした巨額契約があってこそだろう。その背景には、過去2戦の舞台となり、石油依存からの脱却を狙うサウジアラビアによる猛烈な後押しもある。
近年、数多のイベントを実現させている彼らは野望を叶えるために惜しみない投資を各界で続けている。
ボクシング界では、昨年12月にスーパーバンタム級の4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)を招いての興行開催も囁かれた。これについては米興行大手『Top Rank』のボブ・アラムCEOも「サウジアラビアを訪れた時に、スポーツエンターテインメント部門の一番偉い方にお会いし、彼らの口から最初に出てきたのが『イノウエの試合をサウジアラビアでできないか』という話だった」と認めている。
今後もサウジが格闘技界、ひいてはボクシング界にどこまでの投資を続けるかは不透明だ。しかし、彼らの構想に井上のような日本の偉才が絡むとなれば、ファイトマネーも含めて興味深いものとなるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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