フリーマンに迫っていた“引退危機” 愛妻が激白した苦悩続きだった日々「再びプレーしていたかどうかは分からない」

昨季に現役引退の危機に陥っていたフリーマン。(C)Getty Images
16年のメジャーキャリアを迎えられるのは奇跡なのかもしれない。ドジャースの主砲フレディ・フリーマンは、引退危機ともいえる事態を乗り越え、今もグラウンドに立つ。
MLB通算343本塁打、同2267安打に加え、20年のリーグMVPなど輝かしい功績を残してきたフリーマン。しかし、昨季は苦悩の連続だった。最終的にワールドシリーズMVPとなって、チームの“世界一”に貢献した35歳だが、シーズン中には現役を去る決断に迫られていた。
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その衝撃的な事実を明かしたのは、他でもない愛妻のチェルシーさんだ。米紙『USA Today』の取材に応じた彼女は、「マックスが回復しなかったら、フレディが再びプレーしていたかどうかは分からない」と告白した。
彼女の言う「マックス」とは昨夏に「ギラン・バレー症候群」を発症した三男である。その状況はかなり深刻なもので、一時は集中治療室に入り、全身麻痺に陥ることや人工呼吸器をつけることもあったほどだった。
予断を許さない緊張状態が続いた。まともにプレーができる状況になかったというフリーマンも7月26日からチームを離れて看病に没頭。心身ともに過酷な日々を過ごした。
幸いだったのは、マックスくんが無事に回復したことだった。8月にはフリーマンも戦線復帰。そこからは主軸として打ちまくり、ワールドシリーズでは打率.300、4本塁打、OPS1.364と大活躍。その出色のパフォーマンスは家族にとっても誇りとなった。