前代未聞の“ダウン疑惑”は「最悪の決断」 非難轟々の王者デービスは猛反発「くだらない膝つきのせいで、俺は試合を奪われた」
再戦の可能性も浮上
「審判がローチのジャブの後にデービスが膝をつき、事実上自らタイムアウトを取ることを許可したのは明らかに不可解だった。そして試合の結末を変える決定的瞬間だった。理由が何であれ、ボクシングのルールでは選手が勝手にタイムアウトを取ることは認められていないため、デービスの行動は正式にダウンとなるべきだった。審判の奇妙にして、最悪の決断と、キャリアで最高の利益を手に入れるはずだったローチを窮地に追い込んだ最終的な試合結果は、ボクシング界に激しい怒りの波を引き起こしている」
なお、猛烈なバッシングを受けたデービスは、試合から1日が経過してから自身のXで「もちろん、あんなことするべきじゃなかった。でも、俺は髪のグリスが目にしみたんだ」と再強調。
その上で「あのくだらない膝つきのせいで、俺は試合を奪われ、引き分けにされた。だけどさ、あの試合で一番多くのパンチを当てていたのは俺だ。俺が膝をついた時でさえ、あいつはパンチを打たなかった」と断言。引き分けへの不満と、自身が勝者にふさわしいとする持論を語った。
再戦に向けた動きも出ているという一戦。デービス贔屓と見られてもおかしくないジャッジの余波はしばらく続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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