原巨人3連敗でついに貯金0 前半戦4位ターンも決定 チームに響いた「2つの誤算」
最近は主に3番を打つ秋広(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は15日のヤクルト戦(神宮)に1-3と敗れ、今季6度目の3連敗、いよいよ貯金0となった。
この日は主力の中田翔がコンディション不良でベンチから外れるというアクシデントもあった中、打線の奮起が待たれたがあと1点が遠かった。
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最近では決定力不足が課題とされるチームで、この日もわずか3安打1得点と貧打が足を引っ張った。3番・秋広優人、4番・岡本和真、5番・大城卓三のクリーンアップが無安打。得点は3回に吉川尚輝がディロン・ピーターズから放ったソロ1本のみとあれば、苦しい展開となるのも仕方がなかった。
誤算の一つ目がつながらない打線としたら、守備のほころびもゲームの分岐点となった。1点をリードした4回無死満塁の場面。元山飛優の一ゴロをさばいた秋広が一塁ベースを踏んだ後に本塁に返球したが、タイミングが遅れ、三塁走者のサンタナの生還を許した。ホームゲッツーを狙ったと見られるが、一塁ベースを踏んだことで本塁はタッチプレーともなり、わずかの差が失点につながったとあって、このプレーにはBSフジで解説を務めた野球解説者の高木豊氏も「秋広はベースを踏まずにホームに先に投げないとアウトにならない」とコメント。投げる際にバランスを崩したことも「ジャイアンツにとっては不運でした」とやや悔いが残るプレーとなったと話した。直後のベンチでは苦笑する原辰徳監督の姿も映し出されていた。