阿部巨人3連勝の陰で…1軍昇格即スタメン起用もノーヒット 「打てる捕手」に与えられた試練 とは
開幕から攻守で精彩を欠き、5月8日に登録抹消。1軍では23試合で打率「.188」、0本塁打、3打点と低迷していた。30日のイースタン・ヤクルト戦で右翼へ1号ソロを放ったことで再度、合流へGOサインが出た。
ただ、この試合では芯で打球を捉えきれないなど、未だ本調子でない部分も見え隠れした。イースタンでも一発こそ出たものの、6試合に出場し、打率「.125」、1本塁打、2打点の成績だった。
大城にとっても交流戦の時期にアピールを果たしておきたい事情もある。捕手ポジションでは現在、岸田行倫が攻守ともに存在感を示している。ここまで打率「.274」、1本塁打、5打点。5月24日の阪神戦(甲子園)ではバッテリーを組んだ戸郷のノーヒットノーランを捕手として後押しするなど、扇の要としても評価を高める。
DH起用がある交流戦において、まず持前の打撃で存在感を示すことが目指す一軍定着の第一歩といえそうだ。
得点力不足が課題となるチームにとっても、昨年キャリアハイの16ホーマーを記録した大城の長打力含め打撃はV奪回に欠かせないピースともいわれる。選手会長でもある背番号24の完全復活を誰もが待っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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