「4番・吉川尚輝」はいつまで続くのか 巨人、強打の外国人打者緊急補強の必要性
吉川は確かに素晴らしい打者だが…(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
ようやく出た一打に、安堵の表情を浮かべました。
巨人の第92代の4番打者を務める、吉川尚輝二塁手です。6月28日のDeNA戦(東京ドーム)では1点リードの8回1死満塁、かつては巨人の後輩だった堀岡のストレートをシャープに振り抜き、2者が生還する中前タイムリーに。チームに勢いをもたらし、4-0での快勝に貢献したのです。
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吉川にとってこの一打は、4番で出場10試合目で初打点。それまでの9試合では30打数4安打の打率.133、本塁打と打点はともに0だったので、喜びもひとしおだったことでしょう。
スポーツ紙のデスクは言います。
「前提として、吉川は素晴らしい打者です。でも4番タイプではない。確かにチーム事情を考慮すれば、絶対的な主砲・岡本和真をケガで欠き、キャベッジも好調とは言いがたく、昨年の救世主だったヘルナンデスも2軍調整中。これといった適任者がいないのが実情です。ただ吉川の魅力は足も絡めたチャンスメーク力と、意外なところでの勝負強さ。苦渋の決断なのは分かりますが、早くこのプレッシャーから解放させて、伸び伸びとプレーさせてあげたいんです」
現状、4番の適任者がいないとなれば、編成部の出番。ファンが期待するのは、強打の外国人打者を緊急補強することです。






