現在リーグ2位、上り調子の阿部巨人を悩ます「5番問題」 注目される"最適解"の行方

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大城は昨季も5番打者として勝負強い打撃を見せた(C)TakamotoTOKUHARA

 巨人は28日の広島戦(金沢)に4-1と勝利。1番・増田陸の先頭打者弾、4番トレイ・キャベッジのアーチなどもあり投打がかみあって快勝。先発の山崎伊織は7回途中6安打1失点の粘投でリーグトップタイの6勝目をマークした。

【動画】笑顔が光る!大城がイースタン・ロッテ戦で豪快なアーチをかけたシーン

 直近5試合は4勝1敗と調子を上げてきた阿部巨人。この試合では自身初のクリーンアップと3番起用となった泉口友汰も猛打賞としっかり結果を残した。

 新リードオフマン、増田陸の攻撃的な打撃、キャベッジも再び調子を上げてきた。泉口の攻守にわたる奮闘など明るい材料も増えてきた。ただそんなチームの懸案事項としてあがるのは「5番問題」にある。

 開幕戦を「5番・中堅」として迎えたエリエ・ヘルナンデスが今季はここまで打率.220、2本塁打、8打点と苦しんでいる。阿部慎之助監督も直接指導を行うなど、何とか状態を上向かせようとするが、一進一退の状態が続く。

 来週から交流戦がスタート。ヘルナンデスといえば昨年は「交流戦の鬼」として打ちまくったとあって、これを機会に浮上が期待されるが、替わりのポイントゲッターとすれば、ベテラン丸佳浩の存在も注目される。

 今季は開幕直前の負傷で離脱。先の北陸遠征から1軍復帰し、早速27日の広島戦(富山)では9回二死一塁の場面で代打として出場、初球を安打とするなど、さすがの打撃を見せた。

 昨年はチーム2位の14本塁打をマークするなど勝負強さを持ち合わせるエイトマンに5番を託したいところではあるが、開幕前に痛めた脚の状態も心配される。長いシーズンを考えれば、無理はさせられず思案どころともなりそうだ。

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