【現役ドラフト】巨人のリスト入り選手を予想 投手の実績組と分厚い外野陣から?
■畠は平均球速アップで再び戦力に
2人目は畠世周だ。今村と同じく今年30歳を迎えた投手で、スピードボールを最大の持ち味としている。プロ入り後からしばらくは先発で使われていたが、ある時を境に救援に転向したのも今村と同じだ。キャリアハイは2021年で、52試合に登板。4勝11ホールドを記録。今季は1試合のみの登板に終わっている。
畠の魅力は速球と落ちる球のコンビネーションで三振を取れるところ。契約更改の場で「平均球速が落ちた」旨を明かしていたが、復活の鍵はまさにそこにある。巨人に留まろうと、他球団に請われようと、コンディションを整えていきたい。
■タレント揃いの外野から岡田の可能性
3人目は野手から岡田悠希を挙げたい。左打ちの大型外野手で、攻守ともにセンスの良さがうかがえる。大卒2年目の昨季にプロ初アーチ、3年目の今季に飛躍といきたかったところだが、出場は自身ワーストの4試合のみ。本塁打もゼロに終わった。
巨人の外野陣は助っ人のヘルナンデスに、復活した丸佳浩がいて、若手では浅野翔吾や萩尾匡也が台頭。前述のオコエ、大ベテラン・長野久義も控える。梶谷隆幸と立岡宗一郎の引退でやや手薄になった印象もあるが、タレント揃いなのは変わらない。岡田にとっては、心機一転移籍した方がキャリアが開かれる気もするが、果たして。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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