巨人・戸郷 プロ初完封「エース交代」がささやかれる「舞台裏」とは

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 12日の阪神戦(甲子園)に先発した巨人・戸郷翔征投手(22)は9回を投げ8安打無失点。気合のこもった133球でハーラートップタイの9勝目、プロ4年目にして初完封となった。

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 最後は中野をフォークで一ゴロに仕留め、自らで一塁ベースを踏んだ。ゲームセットの瞬間、戸郷はホッとした表情を浮かべた。

 初回にポランコの13号3ラン、4回にも中田の9号ソロが飛び出すなど打線の援護ももらい、テンポ良く投げ込んだ。3回、8回、9回と走者も出しながら、要所を締め阪神打線を封じ込めた。

 新しい取り組みも実を結んだ。これまでフォークを勝負球としていたが、この日、有効的に使ったのはカーブ。「カーブが良い感じにハマってくれた。ファークが悪くて去年だったら打たれていたところが、1つ球種が見つかった」と手ごたえを口にした戸郷。

 試合後は原監督も「まだまだ反省するところはありますが、あの球数で完封できたというのは非常に明るい材料」と成長を認めた。

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