原巨人 特攻ローテ継続で心配される「もう一つの問題」とは
今季チーム内外に波紋を呼んだ先発投手陣の「特攻ローテ」に関して巨人・原辰徳監督(63)は来季も改めて継続する考えを示している。
来季の先発構想について原監督は「やっぱり基本は6枚」としながら、その中でも「柱の4本はしっかりつくりたい。厳選された人は中5日くらいで回ってもらいたい」と語る。強固な4本柱を確立した上で中5日のローテーションを基本線にして回すつもりだという。4本柱の候補には菅野、山口、メルセデス、戸郷、高橋、新外国人のアンドリースらが浮上している。
今シーズン、特に9月以降は先発6番手が定まらず、苦肉の策として先発投手陣を中4、5日のローテーションで回した。結果として投手陣の疲弊を招き、チーム失速の大きな要因ともなった。V逸につながり逆風にさらされる中、それでも原監督は当初から理想として持っていた「先発強じん化」計画をあきらめていないという。「力のある人たちはそっち(中5日)のほうが正しい」とあくまで、登板間隔を詰めても耐えうるだけの強固な先発ローテーションを編成するつもりだ。
1 2