「今までと空気が違う」巨人のレジェンドOBも認めた新しい時代の幕開け チームを引っ張る「スーパールーキー2人」の存在
阿部監督も各ルーキーの伸びしろを期待している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
開幕1軍をもぎ取ったルーキーたちが躍動した姿を見せた。
3月19日に行われたロッテとのオープン戦(東京ドーム)、「2番・中堅」で先発出場したドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔(日立製作所)は初回一死、相手先発、西野勇士の外角スライダーを捉え、左前に運ぶと、すぐさま二盗も決めるなど、即戦力ルーキーのはつらつとした姿に本拠地東京ドームを訪れたファンも沸いた。
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さらに佐々木の勢いは止まらない。3回一死で迎えた第2打席では今度も西野の初球直球を捉えて右翼線二塁打をマーク。ファーストストライクを見逃さず、俊足を生かして二塁を陥れるなど、〝並の新人ではない〟姿を魅せた。
この日は3打数2安打で打率は・471まで上昇。
この佐々木とともに、存在感を示したのはドラフト4位ルーキーの泉口友汰(NTT西日本)にもある。佐々木とともに指揮官が開幕1軍を明言している内野のユーティリティはこの日は途中出場、出番は最終回に待っていた。
1点を追う9回一死一、三塁から代打で出た小林誠司が同点適時打を放ち興奮が冷めやらない中、2-2で迎えた9回二死満塁の場面、2ボール2ストライクから西村天裕の高めに浮いた変化球を思い切って振りぬき中前へ運び、これがサヨナラ打となった。
ナインたちからウォーターシャワーを浴びて、喜びを爆発させた。佐々木、泉口ともに今季の本拠地初見参となるオープン戦で高まるファンの期待にしっかり応えた形となった。