2年連続Bクラス 原巨人の「誤算」 球界OBから指摘された〝足りなかったピース〟とは

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ブリンソンの度重なるボーンヘッドは注目を集めた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 現在4位の巨人は残り2試合となった。10月3日の中日戦(バンテリン)には赤星優志が先発予定。9月21日の阪神戦では自己最長となる8回無失点で4勝目を飾った右腕がシーズン最終登板となる試合でどんなピッチングを見せるのかも注目となりそうだ。

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 一方、2年連続Bクラスとなったチームをめぐっては球界内からも様々な敗因分析の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は2日に自身のユーチューブチャンネルを更新。その中で2年連続Bクラスとなった巨人について語っている。

 毎月更新している「月間監督総評」の中で、今シーズンの巨人の戦いぶりについて振り返った同氏は「なんとなく、ゲームの運びが重いというか」として、その理由については「ホームランが出た時にはパンパンといくんだけれど、春先に考えていたことと照らし合わせた時には全く違う構想になっちゃったと思う」と誤算があったとした。

 実際に春季キャンプを取材に訪れた際に原辰徳監督から話を聞いていたという同氏は、当初の構想から外れた点として、想定していなかった故障者の問題、シーズン通して固定できなかった1番打者の問題などを指摘した。

 「構想とすれば、1、2番に足を使えてという選手を置きたかったんだろうけども、思惑が全然、どんどんどんどん外れていく」と当初はしっかり足を使った機動力野球も構想に入っていたものの、対象の選手が満足に出場を果たせなかったことで、シーズン終盤には1番打者として、ベテランの長野久義に頼らざるをえなかったとした。

 誤算は助っ人起用に関してもあった。「9月は勝負の月だったから、例えばブリンソンが横浜スタジアムではいい、DeNA戦で高打率を残している。でも使い切れないということはそれだけ信頼度が薄いということ」とコメント。

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