原巨人 「奪回」キャンプ始まるも「やはり今年もBクラス」と有力OBから危惧される理由

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 一方で巨人4位の理由としては「投手陣の計算が立たない」ことを理由にあげた。昨年チーム防御率はリーグワーストの3・69に沈んだ。新外国人投手も補強したが、日本球界での実力は未知数。またシーズン前とあって「野手がどれだけ打つかうんぬんというのは(予想)できないでしょう」と現時点で勝ち星の指標としては、投手陣が充実している阪神に軍配が上がるとした。

 一方、巨人OBの高橋氏は「OBとしての希望が入りますよ」としながら順位予想を示した。

 1位・巨人
 2位・阪神
 3位・DeNA
4位・ヤクルト
 5位・広島
 6位・中日

 その上で、高橋氏も「下手したら(巨人のBクラスも)あるんですよ」と危惧する。理由としては掛布氏と同じく「ピッチャーの計算がまだ立たないので。そこは少し怖い」と話した。

 昨年チームは開幕直後に若手の赤星、堀田、山崎伊など多くがプロ初勝利を飾った。ただシーズン通しての活躍という面では息切れしたとあって、これらの若手投手陣がどこまで伸びしろを示せるかが一つの鍵となりそうだ。

 昨年安定した働きを見せた守護神の大勢にしても「1年の疲れがどう出るか」(高橋氏)、さらに3月にはWBC出場も控えるとあって、体への負担も心配されている。

 さらに掛布氏が巨人の不安材料としてあげたのは、坂本の状態だ。昨年は3度の故障離脱などコンディション不良が目立った坂本が今年巻返せなければ、チーム構想が一気に揺らぐこともありうるとした。

 その意見には高橋氏も同調。「ショートが日々、色々な人が出るような状況になると、ちょっとまた戦い方は苦しくなるのかなと思いますね」

 あくまでV奪回の条件は坂本が先発としてショートで出続けることを求めた。

 ただ今季については「混戦になると思う」と両者、意見が一致。3月にはWBCも控えることで野球人気の一層の盛り上がりも期待できる。果たして2023シーズンの覇者はどの球団となるのか。キャンプ、オープン戦の内容にも注目したい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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