巨人ドラ1選手が迎える「正念場」 来季の巻き返しが期待される「選手の名前」

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阿部新監督になってトレードなど補強も積極的に進めている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続4位とBクラスからの浮上を目指す巨人で鍵を握るのはドラフト上位選手たちの巻き返しにもありそうだ。

 11月28日には18年のドラフト1位左腕、高橋優貴、20年のドラフト1位右腕、平内龍太の契約更改交渉が行われ、両者とも大幅ダウンとなった。

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 21年にはチーム最多の11勝をあげ、一時は「右の戸郷」「左の高橋」と先発ローテーションとしてチームを支える存在として期待を集めながら、近年は苦しい戦いが続いている高橋。昨オフに左肘関節鏡視下クリーニング手術を受け、今季は育成スタート。4月に支配下復帰を果たしたものの、今季は6試合に登板し、防御率5・14。直近2年間で1勝ともがいている。

 来季から背番号が「47」から「57」に変更されることも決定。チームでは先発左腕枠はフォスター・グリフィン、ヨアンデール・メンデスの外国人左腕2人に加え、若手も横川凱、井上温大などが伸びてきている。左腕は先発、救援含め求められる場面は多いとあって、巻き返しが期待される。

 一方、同じくダウン提示となった平内も今季は悔しいシーズンとなった。1軍では11試合に登板し、0勝1敗、防御率3・95。チームでは夏場から守護神の大勢が右上肢のコンディション不良で離脱。ブルぺンがスクランブル態勢となる中、平内の力が求められた場面もあったが、制球難なども影響し、苦しいシーズンとなった。

 この2人以外にも投手陣では16年ドラフト2位の畠世周も3月に右肘の手術を行ったこともあり、今季は1軍登板なしに終わった。19年のドラフト1位、堀田賢慎も今季は中継ぎとして1軍で3試合の登板のみと不完全燃焼に終わった。

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