阿部巨人 注目のファースト争い「2打席連続弾の存在感」「打てる捕手のリ・スタート」「開幕5番候補」

大城が今季どのようにチームで最適解を見出すかも注目となる(C)TakamotoTOKUHARA
様々なポジションでし烈な争いが起こっている巨人において、ここにきてファースト争いにも注目が高まっている。
何といっても強烈なアピールを行ったのは 18日に行われたDeNAとの練習試合に「8番・一塁」で先発出場した秋広優人だ。2点を追いかける7回一死一塁の場面、松本凌のカットボールを捉え、豪快に右翼席に叩き込むと勢いは止まらない。
3-3で迎えた9回一死。今度はDeNAに阪神から現役ドラフトで加わった浜地真澄の内角高め、151キロ直球を押し込むと、7回と同じく、右翼席に叩き込み、鮮烈な2打席連続弾となるサヨナラホームランを放った。
また虎視眈々と定位置奪取を目指すのは、本職は捕手の大城卓三にもある。昨季は3捕手併用の中で、シーズン後半は戸郷翔征とバッテリーを組むなど、チームに貢献。オフにはFA権を行使するかも注目されたが、「このチームで優勝したい」とジャイアンツ愛を貫いた。
一方、チームには正捕手候補とされる甲斐拓也がFAでソフトバンクから移籍。今季のチームにおいては主戦を務めることが濃厚とあって、大城も捕手として先発する機会は減少することが予想されるため、新たな「働き場所」を確保する必要がある。18日の試合でも左翼線二塁打をマークするなど、持ち味の打撃をアピールした。
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