【巨人】オドーア電撃退団も逆にV奪回への追い風に? 注目集める阿部監督のチーム操縦術
ベテランも黙ってはいない。キャンプ2軍スタートながら合流初戦の13日のソフトバンクとのオープン戦ではいきなりアーチをかけ"一発回答"で指揮官をうならせた梶谷隆幸。29日の開幕投手を務める阪神・青柳晃洋とは通算成績25打数13安打、打率・520と相性の良さを示しており、開幕スタメンも視野に入れる。
さらにここにぎりぎりで開幕1軍にすべりこんだ昨年のドラフト1位、浅野翔吾とまさに多士済々の顔ぶれとなっている。
何よりこの好循環を招いているのは阿部監督の「英断」にもありそうだ。キャンプ、オープン戦を通じて実力至上主義を徹底。昨年10本塁打をマークし、ブレイクの兆しが見えてきた新55番、秋広優人も「結果が出ていない」という理由で、開幕2軍スタートが決定した。
鳴り物入りの新助っ人においても、公平にジャッジを下した。仮にここで結果が出ていなくとも開幕スタメンの座を渡すようであれば、不協和音にもつながりかねなかったが、断固とした姿勢を示したことで逆に選手間の士気も高まりそうだ。
さあ、いよいよ開幕。球団創設90周年の節目の年。4季ぶりのV奪回を果たせるか。青年監督の挑戦に期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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