巨人ファンが嘆く2大失速原因 「中田入団」「6点リードで坂本交代」は避けられなかったのか
日本ハム、うまいことやったなあ。新監督の新庄で盛り上がって-。
巨人ファンの、そんな嘆きが止まりません。
今シーズン、巨人は9月2日に貯金15で首位を快走していました。ところがそこから10連敗を喫するなど大失速。最終的に61勝62敗20分けの借金1。3位こそ死守したものの、後半戦の下降ぶりがチーム内外に傷をもたらしました。CS第1ステージに向かって思いを新たにしなくてはいけない現状でも、なかなか活気が出ないのが現状です。
負けに不思議の負けなし。優勝候補の大本命・巨人はなぜこんなに弱くなってしまったのか。
スポーツ紙の記者は下記の2点を指摘します。
「まずは中田翔の無償トレード。チームのバランスが崩れたのは要因の一つでしょう」
中田が日本ハムでチームメートへ暴力行為を働き、出場停止処分となったのは8月11日のこと。その9日後には巨人への移籍会見に臨み、出場停止処分が解除となったことから、球界は騒然としました。
「移籍すれば罪はチャラなのかというプロ野球ファンからの抗議がSNS上であふれ、『アンチ巨人』のメディアがそれを増幅。巨人ファンにとってはつらい夏の終わりになりました。当の日本ハムは高給取りである中田を上手い具合に巨人へ押しつけ、事実上のリストラを成功させ、張本人の栗山監督は退任。北の大地は今、新庄新監督の高揚感にあふれています。巨人だけが貧乏くじを引いた形です」
好調のベテラン・中島や期待のホープ・北村らの出場機会も減り、「いきなり中田を起用する巨人の見識を疑う」とファンの怒りを買った暗い影は払拭できずじまいでした。