坂本勇人、大勢と主力離脱が相次ぐ巨人に球団OBが見解「疲労だけではないかもしれない」
原監督はどんな用兵でこの窮地に対応するのだろうか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
ペナントレースはシーズンの折り返しを迎え、各チームとも夏場の戦いを迎えようとしている中、開幕からチームを支えてきた主力選手の故障者に悩まされているのが、現在セ・リーグ4位の巨人だ。
シーズン序盤より、打撃成績が伸び悩みながらもベテランとしてチームを支えてきた坂本勇人が、交流戦明け初戦、6月23日の広島とのゲームで右太腿裏を痛め途中交代、翌日には登録抹消となり右大腿二頭筋長頭肉離と診断されている。
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さらに、クローザーとして14セーブをあげる活躍をみせていた大勢もコンディション不良により、先月30日に出場選手登録を外れた。
坂本はシーズンが進むにつれ打撃は復調し、大勢も不安定なリリーフ陣の中で最後を締める役割を果たしていたことで、巨人は投打での頼れる存在だった2人を失うという、苦しいチーム状況となっている。
いずれも復帰時期が不明確であることから、他の選手への影響に加え、さらには別の主力プレーヤーも調子を崩してきていると、危機感を訴える球団OBの声も伝えられている。
現役時、巨人のエースとして活躍し通算135勝をマークした江川卓氏がYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』を7月4日に更新。坂本、大勢についての印象、また両選手不在のチームへの影響などについて語った。
江川氏は坂本の守備面をフォーカスしており、「(投手からみて)ヒットだと思った時にアウトになっている」として、「一緒にプレーしたわけではないが、観ている感じだとそういうプレーが相当あると思う」と感想を述べている。
巨人の別の遊撃手の守備も問題の無いプレーであるとしながらも「守備範囲の打球はもちろん、それ以外でもヒットになるべきものもアウトに出来るのが坂本。これはピッチャーにとっては物凄く大きいこと」とフィールディングが別格であると称えていた。