阿部巨人 ヤクルトに痛い敗戦 首位奪取ならずも示された「希望の光」
秋広も粘り強く四球を選んだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は3日のヤクルト戦(京セラドーム)に延長戦の末、3-4と敗れた。勝てば再びの首位奪取となるゲームだったが、守護神の大勢がヤクルト打線につかまった。
3-3と同点として10回から登板した守護神の大勢が二死三塁から並木秀尊に中前へ運ばれ、痛恨の決勝タイムリーを許した。
また、敗れこそしたが、明るい材料もあった。3点を追う9回二死二、三塁からココ・モンテスが左中間へ来日初アーチをかけた。一時同点となる価値ある一打。7月途中加入、勝負強い打撃でチームを支えながら、ここまで一発はなかったが、終盤戦にきてチームを勢いづけるアーチともなった。
モンテスの一発につなげた場面にも価値があった。この試合から1軍合流となった秋広優人は9回一死の場面で代打として出場。小沢怜史に対して、6球連続ファウルなど粘りを見せ、最終的に四球をもぎ取り、チャンスメイクに貢献した。
昨年は10本塁打とブレイクしかけたロマン砲も今季は苦しんでいた。開幕1軍をのがし、昇格した5月からの時期も結果を残せず、再度ファーム調整を強いられた。それでも勝負の9月に呼ばれるということが、期待の現れ。
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