「小林に受けてほしいという気持ちはわかる」阿部巨人、4捕手併用の"最適解"は? 球界OBの考察「回したほうがいい」
昨年はスガコババッテリーが復活。菅野智之の最多勝を巧みなリードで後押し、若手投手陣も励ましながら、大城卓三、岸田行倫の3捕手併用でリーグ制覇にたどり着いた。
一方で高木氏は捕手陣でFA移籍の甲斐拓也にも目を向けた。
最近では先発マスクを譲る機会も増えた。そんな背番号10の現状について「甲斐もいっぱいいっぱいになるよ そりゃあFAで来て 初めて(投手と)コンビ組むといって 気遣いとかもあるし」と当然、新天地での疲労蓄積、苦労している部分はあるとした。
その上で捕手起用に関しては「だから回したほうがいいと思う」と当面は、併用にしたほうがいいと進言する場面もあった。
今季は初の満塁弾をマーク、強肩でも知られる岸田、一発もある大城、目配りの効く小林などそれぞれの強みもあることで、甲斐も学びながらシーズンを進んでいく道がいいのではないかと指摘。
特に現状は投手陣が苦しんでいる。開幕投手を務めた戸郷翔征と甲斐も段々とバッテリーを組む機会が減っていったことで「まずは戸郷と、あまり組めてないというのは(甲斐の立場からすれば)心苦しい」「そのチームのエースとエースキャッチャーが組めないというのはおかしな話だよ」とコメント。現在は不振で2度目のファーム調整が決まったエースをめぐっても、チームの捕手起用の難しさが現れているとした。
さらに今後、再びリーグ戦が再開することで、この中の誰かが登録抹消になる可能性もあるという見方を示した高木氏。
果たして27日からのDeNA3連戦(東京ドーム)のバッテリーはどう変化していくのか。今後も大事な扇の要をめぐって、阿部監督の起用法含め、注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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