【巨人】球団レジェンドOBから阿部新監督へ「期待するポイント」「新守護神プラン」とは
今季開幕投手に指名されながら、コンディション不良で回避、シーズンに出遅れた菅野智之は14試合に登板し、4勝8敗、防御率3・36とチームの期待に応えることはできなかった。エースの再生に関してはすでに新任の内海投手コーチも力を入れるポイントとしている。
かつての球威で押すピッチングスタイルからのモデルチェンジも視野に入れる中、抜群の制球力を誇る菅野に関しては、短いイニングのリリーバーとしての働きも期待できるという見方もある。
高橋氏も「現代の野球では7・8・9回が特に重視される」とゲームプランにおいて救援陣の働きが鍵を握るとした上で、菅野に関しては「(先発から救援陣への配置)転換もできれば、面白いかなと思いました」と推奨する場面も。
過去の巨人では先発から守護神に転向し、「成功例」もある。有名なのは原監督の第一次政権の2002年に先発から抑えに抜擢された河原純一氏、また2007年のシーズン途中に抑えへと転向した上原浩治氏などがいる。いずれも新ポジションでチームを支え、河原氏は巨人のリーグ優勝、日本一の原動力ともなった。上原氏もその後、クローザーとしての適性が認められ、メジャーで活躍の場を得た。
いずれにせよ、阿部新監督率いる巨人が来季どんな戦いを見せるのか。どんな手腕でチームを引き上げるのか、今オフ様々な面で興味を惹きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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