原巨人 新「勝利の方程式」確立へ キューバの剛腕獲得で追い込まれる「選手の名前」
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巨人が獲得調査を進めていた米大リーグ・メッツのヨアン・ロペス投手(29)が21日(22日)、メジャー枠を外れて自由契約となった。
ロペスをめぐっては、全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ氏発信のツイッターで前日に「NPBの読売ジャイアンツ1年契約を結んだ」と記されていたが、これで実際に契約にも支障がなくなった形となる。
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最速160キロを誇るリリーフ右腕に関しては、同じキューバ出身でヤンキースで活躍、剛腕で知られた先輩になぞらえ「右のチャップマン」といわれるほど、素質の高さが認められている。
15年にダイヤモンドバックスと契約、18年にメジャーデビューを果たした。メジャー通算121試合に登板し、3勝8敗、防御率4・39の成績。19年にはすべてリリーフとして70試合登板したタフさも魅力となっている。190センチ、94キロと恵まれた体格から繰り出される平均150キロ超の速球とスライダーのコンビネーションが持ち味となっている。今季は開幕直前にメッツと契約、出場は8試合だった。
チームにとってはV奪回へ向け、ブルペン強化が急務となっていた。今季不振に陥ったチームでは昨季勝利の方程式を務めた、デラロサ、ビエイラ、中川がそろって不振や故障に陥ったことも失速を招く要因になったとも指摘されている。
これでロペスが獲得となれば待望の「大勢につなぐ男」として、勝利の方程式確立の期待もかかる。