阿部新監督はいかにチームを立て直すか?球界OBから指摘された「強化ポイント」とは
先発陣は10勝目をマークした山崎伊織、終盤存在感を発揮した赤星優志などイキのいい選手が出てきている一方で、守護神、大勢のコンディション不良などもあり、「勝利の方程式」構築に苦しんだ。
この点を受け、「後ろのほうの整備になるかな」と宮本氏。チームにとってもリーグワーストの救援防御率3・81を記録するなど、課題は明らかだ。
具体的に成長が求められる投手名として、2017年ドラフト1位の鍬原拓也、2019年ドラフト1位の堀田賢慎、2020年ドラフト1位の平内龍太、今季がプロ5年目となった直江大輔らの名前を挙げながら、「ここらへんがぐんと伸びていかないと」と、ゲーム終盤に安定した力を発揮するリリーバーに成長することを期待した宮本氏。
昨年は新人王を獲得するなど絶対守護神として君臨した大勢も今季は右上肢のコンディション不良で6月に登録抹消。9月に再登録後は失点を重ねるなど、不安定な姿も見せた。来季に向けては、再度状態を立て直せるかが注目される。
今季18年ぶりに優勝を果たした阪神では、当初想定していた抑えの湯浅京己が離脱後も代わって守護神を努めた岩崎優が安定した力を発揮するなどブルペン陣の層の厚さも、V奪回の大きな力となった。
近年のチーム課題とされる救援投手陣の整備に阿部新監督は果たしてどう立ち向かうのか。その手腕に注目が高まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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