原巨人 ヤクルト3タテの裏で波紋呼ぶ「配置転換」 うかうかしていられない「コーチ陣の名前」とは
一時は貯金20を作り、独走状態だった巨人が急失速となった要因の一つに投手陣の不振もあげられる。前半戦終了時のチーム防御率4・09、救援防御率4・28は12球団ワースト。さらに見逃せないのは、7月に行われた広島3連戦では3日連続となった「グランドスラム被打率」。この日のヤクルト戦でもシューメーカーが4回にサンタナに満塁弾を浴びて、球団ワースト記録となったように、「絶対に避けなければならない場面」で失点を重ねていることがチームの足を引っ張っている。
その意味では、この3連戦で実松コーチに代わってベンチで配球面を担当したとみられる阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチにも厳しい目が注がれることは必至となった。
コーチ陣の配置をめぐっては後半戦から、OBの高橋尚成氏が原監督の要請でファームの臨時コーチを務めるなど、にわかに騒がしくなってきた経緯もある。
いずれにせよ、常勝軍団である巨人ゆえ、2年連続V逸は許されない。チームはこれで4連勝。首位のヤクルトとは11・5ゲーム差と大きく開いているが、百戦錬磨で知られる原監督の次なる一手にも注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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