阿部巨人、CSベンチ入りをかけた”サバイバル” フェニックスリーグで躍動した「3選手」

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 秋広は9月の月間打率は.364(11打数4安打)を記録しており、中山と同じように徐々に状態を上げている。2軍でも9月に10試合に出場して、34打数11安打で月間打率は.324。2020年に高卒として入団した秋広と中山の22歳コンビが、プレーオフで脚光を浴び姿を期待している巨人ファンは多いだろう。

 打撃陣ばかりではなく投手陣も猛アピールしている。中でも、先発した高橋礼は突出していた。高橋は3回38球、無安打、2四死球、0失点とテンポの良い投球を披露。高橋は4月に4試合に先発登板して防御率1.21、2勝をマークするなど順調な滑り出しを見せたが、その後は打ち込まれるマウンドが続き、2軍で長くシーズンを過ごすことになった。レギュラーシーズンは不本意な投球が目立ったため、プレーオフにかける気持ちは人一倍強いはずだ。

 そもそも、高橋はプレーオフに強い。ソフトバンク時代はプレーオフで安定した投球を見せており、2019年に行われた巨人との日本シリーズは第2戦に登板では、7回2アウトまでノーヒットピッチングを記録。日本シリーズ優秀選手賞を受賞した。大舞台で力を発揮する高橋の投球は、日本一になるために必要になるかもしれない。

 ベンチ入りをかけた選手たちの熾烈な戦いが繰り広げられているフェニックスリーグも注目していきたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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