原巨人 今季こそ「セカンド問題」は解消できるか!?吉川への「2つのミッション」とは
まもなくキャンプイン。V奪回へ向け、多くの課題を抱える巨人でも長年の懸案事項となっているのが「正二塁手」問題だろう。
最右翼とされるのは今季から背番号も「2」に代わり、レギュラー獲りへ期待がかかる吉川尚輝内野手(26)だ。昨季はけがもあって、出場は108試合にとどまったが、勝負強い打撃と昨季は二塁手でも守備率リーグトップを誇った高い守備力もアピールポイントとなる。広岡、若林、北村らと二塁手の定位置争いを繰り広げることになるが、課題もある。
「まずは年間通して戦えるだけの体力作り。コンディションに関しては本人も自覚して色々取り組んでいるが、いかんせん結果に結びついていない。今年はいかに年間通して、コンディションを維持できるか。無用のケガを減らすことと同時に、スタミナ面もレギュラー獲りのひとつの鍵を握りそうです」(球界関係者)。
もう1点、課題とされるのはメンタル面にもある。昨季限りで引退した亀井外野守備走塁コーチは引退セレモニーのスピーチで吉川に「尚輝、ポジティブに頑張れよ」と言葉を送ったことも注目を集めた。これは常日ごろから、吉川がネガティブ発言を繰り返すことから、少し発想を変えてみようという先輩からの「金言」でもあった。
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