若手台頭の巨人 原辰徳監督が語る後半戦「楽しみなチームになりつつある」「ベテラン選手が出てこなきゃダメ」
秋広の台頭は好材料のひとつ。このまま確固たる主軸になりたい(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は7月17日、ヤクルトに敗戦して5連敗。3位DeNAとは3.5ゲーム差まで開き、5位ヤクルトには4.5ゲーム差まで接近された。不穏なムードを残して前半戦を終えた巨人ではあるが、後半戦ではどのような戦い方を見せるのだろうか。現役時代に巨人で活躍し、二軍監督やスカウト部長なども務めた岡崎郁氏のYouTubeチャンネル『アスリートアカデミア【岡崎郁公式チャンネル】』に原辰徳監督が登場。後半戦に向けての戦い方について語った。
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巨人は坂本勇人や大勢といった主力が抜けるなど、指揮官としてはやりくりが難しい試合が続いた。それでも大崩れすることはほとんどなく、Aクラスにくらいついていたが、その要因として「新しい戦力が出てきたと思うんですよね。その戦力はまだ経験値はそれほどないにしても力をつけてきている」という。秋広優人や門脇誠、菊地大稀など投打に活躍する若手選手も出てきており、「そういう意味では楽しみなチームになりつつある」と口にする。
また、「丸、中田、梶谷、この辺が非常に良い状態で、3人のうち1人がいつでも試合で貢献してくれるようなチームになったら、僕は安定感が出てくると思います」「ベテラン選手に存在感が出てこなきゃダメ。存在感が出てきたチームが上がっていく」とベテラン選手の活躍に対する期待感を話す。そして、「(ベテラン選手の活躍に)若手、中堅クラスが『なにくそ、先輩には負けないぞ』という気持ちが出てくるとチームっていうのは好転していきます」「丸、坂本、中田、梶谷、この辺が頑張ってほしい」と続けた。
若手選手はシーズンを戦い抜く経験が少ないため、調子を落とすタイミングはほぼ確実に訪れる。そういう時にこそベテラン選手が、若手選手をカバーするようなプレーができれば、チームが大崩れする心配はない。若手選手とベテラン選手の歯車をどのように噛み合わせていくのか、原監督の選手起用に後半戦も注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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