巨人が「ドラフト6位」でエース戸郷翔征を獲得できた理由
それでは何故、ここまでの投手が上位で指名されることがなかったのでしょうか。
パ・リーグのスカウトは悔しげにこう振り返ります。
「力があるのは十分わかっていたんですが、投げ方がいわゆる『アーム投げ』で、肩をケガするのではというリスクがあったんです。スカウトにとって、指名した選手がケガで長期離脱することは自身の評価を下げることになり、避けたいもの。しかし、長所よりも欠点に目が行ってしまったのは反省材料です」
5月31日、西武との交流戦(ベルーナドーム)では先発し、7回3安打1失点の好投で5勝目をマーク。球数99とテンポの良さも抜群でした。
プロ入り後は、指名順位なんて関係ありません。6位から日本を代表する右腕へとはい上がった戸郷投手の実力と努力は、もっと評価されてもいいでしょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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