「おそらく巨人主導だったのでは」巨人、ロッテ間で成立した石川、小沼のトレードに球界OBもエール!「ロッテ代打陣はピリッとすると思う」
原監督と吉井監督は、新戦力をどう起用するのか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
シーズンの折り返しを迎えようとしているプロ野球、セ、パ、それぞれのリーグでここから首位の座をうかがう球団同士による交換トレードが発表された。
7月3日に伝えらえた、巨人とロッテの間で成立となった石川慎吾、小沼健太の1対1のトレードは、新天地へ移った両選手の今後の活躍をはじめ、それぞれの起用法なども大いに注目されるトレードであると言えるだろう。
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シーズン開幕からリリーフ投手が打ち込まれ、白星を逃す試合が多かった巨人がプロ3年目、25歳の小沼を獲得。昨年一軍初登板を果たし21試合に登板した189センチを誇る長身右腕に、現在も救援陣に不安を抱える巨人が白羽の矢を立てた。
そして新たにロッテに加入となった石川は日本ハムで5シーズンを過ごした後、2016年にトレードで巨人へ。30歳となった今季、ここまで二軍で3割を超える打率を残していたものの、一軍では外野陣の壁が厚く、公式戦出場の機会を得られずにいた。
3日の発表から時間が経過した現在もプロ野球ファン、さらに球界関係者の間でも話題となっている今回のトレード。かつてパ・リーグを沸かせた球界OBからも今回のトレードで、新しいユニフォームに袖を通した両選手の活躍を願う声が伝えられている。
現役時、日本ハムで通算13シーズンを過ごし、背番号18を背負い先発投手としてファイターズ投手陣を支えた岩本勉氏がYouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』を7月3日に更新し、今回のトレードについて語った。
岩本氏は巨人のリリーフ陣の不振や、抑えの大勢も離脱となった台所事情などを挙げながら「おそらく、巨人主導のトレードだったのでは」と見通しており、巨人入りとなった小沼に関しては「ファームでみていて良いピッチャーだと思っていた」と振り返りながら、今回の移籍を「球界屈指の人気球団、大きなチャンス」と述べている。