石川慎吾と小沼健太の活躍は間違いなし?今年のトレード選手の状況を振り返る
原監督と吉井監督は、新戦力をどう起用するのか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
7月3日、巨人の石川慎吾とロッテの小沼健太のトレードが成立した。新天地での活躍が期待される2人ではあるが、今シーズンのトレード事情を見ているとチームに勢いをもたらす気配が漂っている。
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まず2023年に入っての最初のトレードとなったロッテに移籍した西村天裕と日本ハムに移籍した福田光輝の成績を見ると、西村は中継ぎとして26試合に登板して防御率は0.69と驚異的な成績。福田は打率.175と寂しいが、2本の本塁打を放つなど今後の飛躍を期待させている。また、福田は新庄剛志監督好みのサードやセカンドといった複数ポジションが守れる選手のため、出場機会はロッテ時代よりも増えそうだ。
次は巨人から移籍した廣岡大志とオリックスから移籍した鈴木康平。坂本勇人の後継者と期待されてヤクルトからトレードされた廣岡ではあるが、巨人では思うような結果を残せなかった。オリックス加入後はスタメン出場も少なくないが、打率は.193と苦しんでいる。一方、鈴木は防御率4.76とパッとしないが、7月2日の阪神戦では同点の2アウト満塁という絶体絶命の場面で登板。ノイジーを153キロのストレートで空振り三振に仕留め、原辰徳監督の信頼を高めている。