原巨人 貯金0で指揮官から「計算外だった」と嘆かせた「あの選手」とは
巨人が苦しんでいる。直近の戦績は1分けをはさんで3連敗。週末のDeNA3連戦を1勝もできず、「貯金0」、「40イニング連続適時打なし」と首位ヤクルトとは13ゲーム差まで広がっている。
【関連記事】日ハム・清宮 レギュラー獲りへ越えなければいけない「あの関門」とは
様々な要因がからみあっているのだろうが、指揮官の原監督が指摘したのは「計算外」だった選手の存在だ。
11日までに更新された巨人OB、岡崎郁氏のYouTubeチャンネル「アスリート アカデミア」に出演した原監督は前半戦の戦いを「最初がちょっと良すぎた」と振り返った。
4月は両リーグ最速の20勝に到達、投手陣ではプロ初勝利を手にした選手が6人も出るなどまさに若い力が躍動した。
このまま順調に進むのかと思いきや、5月以降に失速。目が向けられたのは「働かない選手たち」だった。
岡崎氏の問いかけに応える形で進められたインタビューの中で、原監督は現在の状況についてこう語っている。
「本来ならばやってもらわないといけない選手というのがね、ここであえて名前をもう言いませんけれども、何人かの野手が計算外なところがあるんですね。その中で立ち止まるわけにはいかないし、冷静に選手を見たときに力のある選手を使おうと」
前半戦は野手では高卒2年目の中山、育成から這い上がってきた増田陸、捕手でも若手の山瀬などが躍動するシーンが目立った。今季は「発掘と育成」を掲げるチームの至上命題ともいえるが、積極的な若手登用には裏を返せば、計算に入れていた選手が思った以上に働かなかったという誤算もあったようだ。