阿部巨人 侍ジャパンとの初陣で目立った「投打のヤングジャイアンツ」「秘密兵器」の存在とは
さらに4回から2番手で登板した堀田賢慎も3回1安打無失点と好投。6回には牧秀悟(DeNA)を見逃し三振に抑えるなど、球界を代表するバッター相手にも粘りを見せた。
今季シーズン途中から救援で3試合に登板も結果を残せず。巻き返しが期待される右腕も元気な姿をアピールしていた。
ほかにもひそかに注目が集まったのが7回から3番手で登板したエルビス・ルシアーノだった。今季から育成契約を結ぶ、ドミニカ共和国出身、190センチの長身右腕。しなやかな体つきから繰り出される球威ある投球で万波中正(日本ハム)を中飛に打ち取ると、続く古賀悠斗(西武)を見逃し三振、最後は門脇を三直に打ち取るなど、安定感ある投球を見せた。
2019年にブルージェイズで球団史上最年少の19歳1か月でメジャー初登板した逸材とあって、潜在能力の高さは折り紙つき。制球力が課題とされる中、チームの〝秘密兵器〟となるべく、順調に階段を上がることが望まれている。
この日は守備でも要所に良いプレーが目立ち、締まった内容となった。今後のチーム強化にも期待が高まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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