「突っ込むなら、飛び込まないと…」守備固めの24歳が痛恨の後逸 中日連勝ストップの分岐点「一番ダメなパターン」
脚力が自慢の中日・尾田剛樹(C)産経新聞社
夏の昇り竜が止まった。
中日は7月20日のDeNA戦(バンテリン)で延長10回の末に、3-5で敗れた。勝利目前だったが、9回、10回にそれぞれ2失点。連勝は「7」で止まり、借金は5となった。
「捕れる!」そう思った竜党の歓声は、悲鳴に変わった。2点リードの9回。代役守護神・清水達也が連打と送りバントで招いた1死ニ、三塁のピンチ。DeNAの代打・京田陽太にレフトにはじき返された。
左翼手は8回から守備固めに入っていた尾田剛樹。懸命に前進氏が、ラインドライブのボールは伸ばした右手のグラブをすり抜け、フェンスまで転々…二者の生還を許し、追いつかれてしまった(記録は三塁打)。
2019年以来の8連勝への期待が立ち消え、頭を抱えるドラゴンズファンを横目に、中継した『DAZN』で解説を務めた球団OBの湊川誠隆氏は、「突っ込むなら、飛び込まないと。ボールとすれ違う感じになっちゃった」と指摘した。
三塁走者はベースにつき、二塁走者はハーフウェーに位置していた。打球を待つか、飛び込むかして、体で止め、前にこぼすだけにできたら、この局面の失点は1だけにとどめられたはずだ。
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