箱根駅伝あるある&うんちく集 「花の2区」古いけど、最も五輪輩出が多い?

タグ: 2020/1/2

◆五輪輩出トップは2区
2020年は東京五輪イヤー。箱根駅伝のルーツは世界で活躍する選手を育てる強化の場として位置づけられてきた。その成果もあり、東京五輪の男子マラソン代表には、箱根で活躍した駒大OBの中村匠吾(富士通)、東洋大OBの服部勇馬(トヨタ自動車)が内定。2人を含めて、これまで五輪に出場した箱根ランナーは78人。区間別ランキングにすると、1位は「花の2区」で31人。2位が3区と10区の22人。もっとも少なかったのは山下りの6区で4人。「五輪」という視点から、箱根を楽しむ方法もある。

【箱根駅伝の区間別・五輪輩出ランキング】
1区20人、2区31人、3区22人、4区17人、5区18人、6区4人、7区9人、8区16人、9区13人、10区22人

◆箱根から冬季五輪!
箱根ランナーで唯一、冬季五輪に出場した選手がいる。早大の麻生武治は第1回大会から出場して3年連続区間賞。第3回大会では後に副総理となる河野一郎らと早大の初優勝に貢献した。卒業後はスキーに熱中し、28年サンモリッツ五輪のノルディック複合など3種目に出場。登山家としても、アルプス山脈の名峰マッターホルン(4478メートル)の登頂に日本人で初めて成功した。さらにサッカー選手として天皇杯で優勝した経験もあり、多才ぶりを発揮した伝説のトップアスリートだった。

◆繰り上げに親心
涙することが多い「繰り上げスタート」のシーン。先頭走者と一定以上の差が開くと、前走者が到着するのを待たずに、中継所にスタンバイしていた次の走者がスタートしなければならない。運営上、交通規制の時間内に走者をゴールさせるための措置だが、次走者が強制的にスタートさせられ、タスキをつなげずに泣き崩れる選手が毎年続出する。タスキは大会運営側が用意した「繰り上げタスキ(白と黄色のストライプ)」を使用。例外として、5区と10区だけはあらかじめ大学側が用意したタスキを使う。「往路と復路のゴールは、自分の大学のタスキで」という運営サイドの親心という。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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あれ?タスキを渡すランナーがいない!箱根駅伝、悔やまれるミス(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/hakone-ekiden-mortifying-mistake/)

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