箱根駅伝珍場面集 フリーザ出現、全員コース間違えetc.

タグ: , 2020/1/2

 「正月の風物詩」といえば箱根駅伝。

1本のタスキに託された想いが感動的な走りを呼び、毎年さまざまなドラマを届けてくれる。1区間の走行距離が約20キロとハーフマラソン並みに長いだけに、必ずといっていいほどアクシデントや珍事も発生する。そこで、過去に起こった箱根駅伝「ハプニング集」をまとめてみた。(以下、敬称略)

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◆アンパンマン号
18年、選手以上に1台の車が注目された。アニメ「アンパンマン」の顔に似せたデコレーションを施した軽自動車が、デッドヒートを繰り広げる先頭集団と並走する形に。テレビ中継のカメラに映りこみ、視聴者をくぎ付けにした。ツイッターの急上昇ワードになり「初笑いをありがとう」「レースに集中できない」とさまざまな投稿が寄せられた。実際、気になって振り返る選手もおり、運転していた男性は「ちゃかしたりするつもりも、悪意もまったくありません。箱根駅伝ファンの1人として、選手の皆さんに頑張ってほしいと思っています」と釈明。

◆フリーザ様
アニメ「ドラゴンボール」の悪役キャラ・フリーザの格好をしたコスプレ集団が11年から、復路7区・二宮の押切坂に毎年出現。沿道でパフォーマンスを繰り広げ、いまや恒例行事と化している。毎年トレンドのダンスを踊り、星野源の「恋ダンス」や「にゃんこスター」「バブリーダンス」などを披露してきた。その正体は、応援する二宮が地元のサラリーマン。衣装のタイツは極薄で「超寒い」と震えながら、ランナーがくる前後は撮影会で大人気。フリーザ見たさに遠方から駆けつけるファンもいるほどで「こんなにことになるとは思ってなかった。二宮に来る人が増えて盛り上がってくれればうれしい」。

◆世紀の大ブレーキ
体調不良によるフラフラ走行、途中棄権はつきものだが、印象深いのは91年。早大の「三羽鳥」と騒がれたスーパー1年生ルーキー武井隆次、櫛部静二、花田勝彦が1~3区で起用された。武井からトップでタスキを受け「花の2区」を任された櫛部は快調に飛ばしたが、残り5キロ地点で脱水症状になり、14位まで後退。蛇行しながらなんとかタスキをつないだ。大会直前、軽い食中毒になったことが原因だった。2年後、櫛部は1区で区間新をマークし、早大の完全優勝に貢献した。櫛部は現在、城西大駅伝部の監督として、箱根に挑んでいる。

◆暴漢に倒される
87年、サングラスにジーパン男が沿道から飛び出し、首位を快走していた順大10区の工藤康弘(2年)に並びかける。警備員の制止を振り切ると、工藤に足をかけて転倒させた。工藤は右肘から出血して負傷し、関係車両にも危うくひかれるところだった。関係者によると「工藤は頭に来て仕返ししようと思ったけど、監督から『大丈夫か』と声をかけられて冷静になった」。アクシデントをものともせず、レースを再開した工藤は区間4位の力走でチームの連覇に貢献。現行犯逮捕された20歳の専門学生は「邪魔する気はなかった。興奮して目立ちたかった」。

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