「強い人が勝つんじゃない。勝った人が強いんだ」元横綱白鵬を支えたトレーナーの印象に残る言葉とは⁉ 元横綱白鵬の専属トレーナー・大庭大業氏インタビュー

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 ソフトバンクやオリックスで活躍した元プロ野球選手の馬原孝浩のサポート、他にもプロゴルファーや格闘家など多くのアスリートをサポートした実績を持つ、スポーツトレーナーの大庭大業(おおば・ともなり)氏。同氏は専属トレーナーとして元横綱・白鵬(現・間垣親方)を2012年から引退まで9年間支え続けた。

そんな大庭氏に今回「CoCoKARAnext」で独占インタビューを実施。歴代最多となる45回の優勝を誇るなど「最強横綱」の名を欲しいままにした元横綱・白鵬の「素顔」に迫る。

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「最初会った時は、横綱の強い凛としたイメージがありました。でもだんだんコミュニケーションを重ねるうちに、物腰の柔らかい感じになりましたね。本当は気さくで、話好きなんです。よく笑うし。土俵の表情とは全く違う方です」

と、最初に白鵬に出会った時の印象が今まで自身が抱いていた横綱のイメージとは全く違った事を明かした。土俵で見せるあの凛々しく、たくましい姿とは対称的に優しく、気さくな人柄が隠されていたようだ。しかし、そんな優しさとは別のある感情も抱いたという。

「やっぱり独特のオーラがありますね。未だに会った時も緊張しますから。そこには戦いで結果を残して、上り詰めたという自信と、覚悟と、責任というのが雰囲気として出ているんだと思います」

とこれまで様々なトップアスリートをサポートしてきた経験があっても、圧倒されるような独特な雰囲気を感じることも多かったという。

ただ白鵬自身におごりは無かったとも話す。

「あんなに強いのに自分のことを弱いって言うんですから」

白鵬は、22歳から横綱として相撲界を背負い、相撲界の長い歴史を塗り替えた程の実績を残した伝説の力士の一人。そんな力士は自分の事を弱いと感じていたというのだ。





「その弱さを乗り越えるために、稽古を毎日毎日出し切って、積み重ねてるから、人よりもちょっとずつ溜まっていく努力の量が多くなっていったんじゃないかな。ひと押しひと押し、一歩一歩丁寧にやってましたから。なかなかできないですよ」

そう語るほど、強さの陰には圧倒的な量と質の努力があったという。

常人であれば、横綱という立場にいるだけでプレッシャーに押しつぶされそうな状況にもかかわらず、さらに自分自身の弱さに目を背けずに追い込むなんてことはメンタルが持たないだろう。

しかしそこには同氏なりの「マインドリセット」があるという。

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