阿部巨人 上位浮上のきっかけとなるか 待望の「左のロマン腕」「埋めたいピース」とは
井上はプロ最長となる8回を投げ切った(C)産経新聞社
巨人は7月3日に行われた中日戦(前橋)に6-1と勝利。先発の井上温大の力投が光った。
地元で行われた試合、凱旋登板となった試合で井上が必死に腕を振った。
最速148キロの直球にスライダー、フォークを取り交ぜながら、的を絞らせなかった。
8回97球5安打無失点、8回まで投げたのは自己最長、こちらも最多タイとなる7奪三振。先頭打者を出したのは、8回のみとリズムの良さも光った。犠打もしっかり決めるなど、自身も助け、3勝目をマークした。
チームにとっても待望の左の先発候補となる。昨季チームが低迷した要因に先発陣の左投手がふるわなかったこともあげられた。助っ人左腕のフォスター・グリフィンが6勝、同じく助っ人のヨアンデール・メンデスが5勝をマークするも年間通して安定したパフォーマンスを残せなかった。
ほかにもチームにはかつて21年に11勝をマークした高橋優貴もいるが、故障含め伸び悩んでいる現状があり、井上や横川凱など若手左腕の成長が期待されていた。
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