ソフトバンク一人勝ちの様相のFA市場、かつての主役・巨人と球界の盟主の座は完全に逆転
対するソフトバンクは、球界に先駆けた3軍制度だけでなく、このオフには4軍設立を目指している。そこへ向けて、ドラフト会議では2年連続で育成選手を14人も指名。もちろんそれだけの選手を養うための資金力は必要で、そこも莫大な予算が可能にしている。
10日のコミッショナー公示でFA宣言選手として発表されたのは8選手。うち、ソフトバンク・千賀滉大はメジャー挑戦を目指し、阪神・西勇輝、岩崎優、西武・外崎修汰は宣言残留が決まった。市場に売って出るのは他に、西武・森とオリックス・伏見寅威の捕手2人。伏見には日本ハムが獲得へ動いている。
ソフトバンクがFAで同一シーズンに2選手獲得となると、2013年の中田賢一(中日)と鶴岡慎也(日本ハム)以来、9年ぶりとなる。チームは2014~2020年の7シーズンで、6度の日本一を達成した。ところが、ここ2年間は日本シリーズに進むことさえできていない。常勝チームの維持へ、強い危機感が巨額の投資に見て取れる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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