SB 甲斐流出危機で注目される”第2の城島” チームが誇る育成システムが機能するか
沖縄・興南高出身、187センチ、104キロの恵まれた体格からなる豪快なバッティングも魅力。盛島に関しては現役時代はメジャーも経験した城島健司球団会長付特別アドバイザー兼シニアコーディ―ネーターが、スケールの大きさや素質を今春、高く評価したことも話題を集めた。今年8月に2軍戦で初マスクをかぶるなど、攻守において1軍レベルにはもう少し時間がかかりそうだが、強肩強打の大型捕手として伸びしろ十分、今後が楽しみな捕手の一人となる。
また内外野が守れるユーティリティながら、今季は再び捕手専任となった谷川原健太も面白い存在となる。今季1軍出場は4試合ながら、打率「.444」、2打点と打撃面では勝負強さも光った。昨季は俊足を生かした外野手としてもプレーしており、定着できれば、異例の走攻守そろった捕手として話題を集めそうだ。
当然チームとしても長年チームを支えた扇の要を失うことは避けたく、全力で引き留めることになる。ただチーム運営においては、「もしもの時」に備えることが必要とあって、ポスト甲斐育成、選定も同時並行で求められる作業となる。いよいよ交渉が本格スタートする中で球界ナンバーワン捕手の判断はいかに?一躍、時の人となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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