高卒4年目、阪神21歳トッププロスペクトは「見てて、気持ちがいいな」プロ初の猛打賞が話題 ガッツあふれるフルスイングで左翼枠に急浮上 「虎の未来は明るい」

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中川はプロ初の猛打賞と着実にステップを踏んでいる(C)産経新聞社

 阪神は8月16日の巨人戦(東京ドーム)に3-0の完封勝利。この試合は「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催され、巨人側は阿部慎之助監督、選手含め背番号「3」を着けて臨む試合と独特のプレッシャーもあったが、投打で勢いを示したのは阪神だった。

【動画】見よ、この豪快アーチ!中川は5番に抜擢された試合でプロ初アーチを記録した

 初回、森下翔太に約1か月ぶりとなる、特大の17号2ランが飛び出すと3回にも大山悠輔が適時打とスキのない戦いを続ける。

 投げては先発の村上頌樹が球威ある直球、変化球のコンビネーションも冴え、9回123球、2安打無失点の力投で今季3度目となる完封勝利をマーク、23年以来となる、節目の10勝目をマークした。

 また打線では若虎の躍動した姿も光った。

 「7番・左翼」で先発した高卒4年目捕手の中川勇斗は2回に左前打とすると4回、先頭の第2打席は替わりばなとなった相手2番手菊地大稀の初球ストレートを捉え、フルスイングで豪快に二塁打をマーク。一方、9回の第4打席では追い込まれてからコンパクトなスイングで右前打とベンチの起用に応え、この日は3安打、プロ初の猛打賞となった。

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