目の前でミスターに並んだ!平成・令和の”千両役者”、巨人・坂本勇人が示した「存在感と凄み」
ミスターの目の前で節目の試合を飾った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
平成と令和を紡ぐ「シン・ミスター」だ。5月3日、巨人の坂本勇人が「長嶋茂雄DAY」と銘打たれた球団創設90周年記念特別試合で3安打猛打賞の活躍。首位の阪神との一戦で8-5の快勝に導き、観戦したミスターこと長嶋茂雄氏の目の前で、同氏の持つセ・リーグ記録となる186度の猛打賞に並んでみせた。
【動画】坂本は初回の先制タイムリーを含め、3安打の猛打賞でミスターに並んだ
「素晴らしいですね。こういう日に、ぴったりじゃないですか」
試合後のテレビインタビューで、阿部慎之助監督も高く評価した。初回に4者連続適時打の口火を切る左前適時打。2回は左飛に倒れたが、5回には右翼線への二塁打で続いた。8回先頭での第4打席。ミスターの目の前で、ミスターに並ぶには最後のチャンスと思われた打席で、見事に一、二塁間を突破した。
これぞ、スターたるゆえん、出来過ぎたストーリーのように、メモリアルな1日の主役を張った。
坂本は長嶋氏が現役時代に守った巨人軍のサード、ホットコーナーを昨季途中から継承した。35歳とベテランの域にさしかかり、休養日を挟みながらだが、ここまで2位のチームになくてはならない存在。この日は長嶋氏の背番号「3」が袖に刻まれた伝統のユニホームで躍動した。
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