巨人、今オフ最大の補強は「橋上秀樹コーチ」 日本一奪回に必要な「頭脳」とは
そして、こう続けるのです。
「橋上さんは阿部監督と同じ安田学園高校の出身です。現役時代にヤクルトや日本ハム、阪神でバイブレーヤーとして活躍し、現役引退後は指導者の道へ。新興球団・楽天ではあの名将・野村克也監督のもとでヘッドコーチを務め、2009年には球団創設5年目で初のクライマックス・シリーズ出場、2位躍進に貢献します」
「そんな『野村の頭脳』に着目した巨人が2011年秋、チームに招聘したんです。狙い球を絞っての見逃し三振を容認することで四球を増やすなど、打者の意識改革を行ったところ、チームは日本一に。その年、キャリアハイの打率3割4分、104打点で首位打者と打点王の2冠に輝き、セ・リーグMVPと正力賞を手中に収めたのが、当時の阿部監督なんです」
ポテンシャルの高い打者がそろいながら、2024年シーズンは球団ワーストを更新する20度の完封負けを喫するなど、貧打が目立った巨人。
橋上さんの「考え方」が浸透することで、出塁率や得点力のアップが期待されます。
その「頭脳」がチームをどのように変えていくのか、注目です。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】【巨人】守護神争い勃発か 大勢がRマルティネスに"挑戦状"でさらなる好循環が期待される理由
【関連記事】【巨人】22歳のロマン砲に「化け物になって」 異国での躍進は来季の“覚醒”への兆しか
【関連記事】巨人に「絶対的な司令塔」が誕生へ 「最強のW守護神」とのコンビで終盤にもたらす“安心感” 他球団にとっては脅威に