阪神が王手をかけた日本シリーズ 球界OBはオリックスの逆転日本一を予想「中継ぎを挟まずに平野に繋ぐ展開に持っていきたい」
山本(写真)、村上の両投手は、この大一番でどんなピッチングを見せるのか(C)Getty Images
今季のプロ野球日本一を決める「SMBC日本シリーズ2023」は、いよいよ第6戦を迎える。
ここまで、阪神が3勝2敗と王手をかけており、1985年以来2度目のシリーズ制覇が目前となった。オリックスは、再び本拠地に戻ってのゲームとなるだけに残り2戦で連勝し、逆転での日本一を狙う。
すでに6戦目の両チームの先発投手も、阪神が村上頌樹、オリックスが山本由伸と、初戦と同じ顔合わせとなることが発表されている。シリーズが決する可能性のある大一番で、両エースの投げ合いがどんな展開になるのか、試合の大きな見どころの一つだ。
阪神、オリックスといずれも、先発、リリーフと好投手を揃えながら得点シーンの多い今回の日本シリーズ。それでも、残りのゲームも両軍のピッチャーの出来が勝敗のカギを握るとの、球界OBの予想も伝えられている。
来季より、プロ野球ファームリーグ新規参加が内定した、オイシックス新潟アルビレックスベースボールクラブの橋上秀樹監督が自身のYouTubeチャンネル『橋上秀樹アナライズTV』を11月4日に更新し、今回の日本シリーズについての見解を語っている。
橋上監督はここまでの5試合について、両チームともエラーからの失点が目立つとして、「意外に点が入るシリーズになっている」と振り返った。
さらに、「両チームとも、投手の調子がシーズン中よりもあまり良くない。調子の良くない投手が意外に多いという気がします」と印象を語りながら、その中でもオリックスのリリーフ陣の内容に言及。3・4戦目にベンチに入らず、5戦目には3失点を喫した山﨑颯一郎に対し、「このシリーズでベンチから外れるというのは、よほど状態が悪いのでは。5戦目には投げましたが、やはり内容は良くなかった」と指摘。コンディション不良の可能性もあると述べながら「そういった不安もあり、山本がブルペン待機となったのでしょうか」と語った。